2016年9月9日金曜日

SESカンファレンスシリーズが終了の模様



検索エンジンマーケティング業界では先駆けのカンファレンスシリーズであるSearch Engine StrategiesとClickZ系イベントが終了した模様です。

Search Engine Strategies, Industries First Conference Shuts Down

ここ数日で業界関係者の間では噂が広まっていましたが、どうやら本当のようです。カンファレンスのウェブサイトもシャットダウンしています。

現在はSMXカンファレンスシリーズ/メディアであるSearch Engine Landを率いるDanny Sullivan氏がそもそも1999年にSESカンファレンスシリーズとメディアSearch Engine Watchを開始。MecklerMedia(現Jupitermedia)→Incisive Mediaと経営が移り、Dannyも離れThird Door Mediaを創設し、SESとSMXでしのぎを削っていましたが、SESはなかなか継続は難しかったようには外部からは見えなくはなかったです。

というのも検索エンジンマーケティングはデジタル施策の中心には今もいますが、プログラマティックディスプレイ、ソーシャルなど他の施策が台頭し、1点集中テーマ型のカンファレンスとしては悩みも多かったように見受けられました。2006年あたりからだったように思いますが、セッションの中にもDSPやソーシャルが取り上げられるだけでなく、トラックを埋め尽くしたり、キーノートセッションがソーシャルについてだったり、あれ、検索エンジンマーケティングのカンファレンスだよね?・・と思ってしまう年も多くなってました。

そこで2014年にデジタルマーケティング全般をカバーしたClickZ Liveに衣替えするわけですが、これも幅広く、浅い内容だったのは否めず。その後SESシリーズも復活させるなど、カンファレンスシリーズ運営の難しさを露呈したようでした。

ですが、SESシリーズは業界の発展に多大なる貢献をしたことは間違いありません。世界中の広告主、広告代理店、パブリッシャー、プラットフォーマー、ツールベンダー、メディアが一同に会し、それぞれの知見を出し惜しみなくシェアしあう。その結果、業界全体の底上げが図られました。日本でも2度開催されましたね。

最大規模のSESであるサンノゼ(その後サンフランシスコ)に合わせてGoogle、Yahoo!、Microsoftなどの主要プレーヤーが新機能を発表する、というのが毎年の大きな出来事でした。だから人も集まってたとも言えます。いつの間にか業界が成熟期にさしかかり、テクノロジーの進化の度合いも緩やかになってきてからは、この恒例イベントもなくなっていきました。この頃から集客面では厳しいように見えました。テクノロジー、ビジネスの宿命かもしれませんが、hypeが終わってからの継続はいつでもチャレンジです。

僕自身、何年も参加しましたが、会社が送り出してくれたときは手を上げ、そうでないときは自腹でも参加するほど、このカンファレンスには注力してました。今アタラの主力事業でもあるAPI系システム開発やアトリビューション分析もここからヒントをもらいました。毎回セッションに刺激を受け、世界中のプレーヤーと情報交換し、Google Danceにも参加し(笑・懐)、充実した旅になったことを思い出します。

過去数年分の参加報告です。これ以前のは個人メモですが、探せば出てくるかも:

サーチとディスプレイ広告の新たな関係から見える課題--「SES San Francisco 2010」レポート

オンラインマーケティングは新段階「ホリスティック」へ--SES San Francisco 2011レポート

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