2016年9月9日金曜日

【こう思う】GoogleがAPI管理プラットフォームのApigeeを買収

GoogleがAPI管理プラットフォームの大手の一つであるApigeeを買収しましたね。

【リリース】Apigee Enters Definitive Agreement to be Acquired by Google

APIは企業にとっては大事な、というかもはや経営課題としてはかなりの上位にくる、と思っていますが、実際APIを保有しようとすると、かなり色々なことを考慮する必要があります。
  • 設計
  • ポリシー策定、コール数などの制限事項策定
  • 開発/デプロイ/アップグレード
  • テスト
  • サンドボックス提供
  • レファレンス、サンプルコード提供、それらの情報提供ポータルなど実装支援
  • 日々のサポート
  • 課金環境の提供(無料のものも多い)
  • 分析
などなどです。これらをすべて自社でまかなうのは大変なので、大部分を吸収してくれるプラットフォームがApigeeなどの管理プラットフォームです。

今回Googleはエンタープライズクラウドコンピューティング事業に組み込むための買収だったわけです。Googleのクラウド上で開発するメニューは今や選択肢は多岐に渡るので、さまざまなアプリケーションを開発できますが、それらからAPIを実装する部分のメニューが乏しかったのでGoogleで開発するよりも買収しようということかと思います。と考えると、パズルのピースを埋める取り組みだったわけで、至極妥当な買収だったと思えるわけです。IBMなど他の大手もこの分野には注力しているので、時間の問題だったという見方もありますね。

Googleの広告系APIを中心に弊社でも多く活用していますが、APIを基盤化するための考え方はGoogleは他の会社と比較しても一日の長があります。もっと言うと、他の会社もGoogleのやり方や仕組みを踏襲してくれればいいのに、というのはAPI利用側としては考えるところです。なぜなら各社各様になると、それぞれを読み解き、開発、維持をするのに時間もリソースもかかるので。共通化してくれるにこしたことはありません。

APIエコノミーの台頭が言われてますが、このような共通化、標準化のような動きがないとAPIの世界も次のステップにいけないんじゃないかなぁと思っていた矢先だったので、今回の買収は個人的にはとてもポジティブに見ています。

今後のApigee+Googleの動きが楽しみです。

SESカンファレンスシリーズが終了の模様



検索エンジンマーケティング業界では先駆けのカンファレンスシリーズであるSearch Engine StrategiesとClickZ系イベントが終了した模様です。

Search Engine Strategies, Industries First Conference Shuts Down

ここ数日で業界関係者の間では噂が広まっていましたが、どうやら本当のようです。カンファレンスのウェブサイトもシャットダウンしています。

現在はSMXカンファレンスシリーズ/メディアであるSearch Engine Landを率いるDanny Sullivan氏がそもそも1999年にSESカンファレンスシリーズとメディアSearch Engine Watchを開始。MecklerMedia(現Jupitermedia)→Incisive Mediaと経営が移り、Dannyも離れThird Door Mediaを創設し、SESとSMXでしのぎを削っていましたが、SESはなかなか継続は難しかったようには外部からは見えなくはなかったです。

というのも検索エンジンマーケティングはデジタル施策の中心には今もいますが、プログラマティックディスプレイ、ソーシャルなど他の施策が台頭し、1点集中テーマ型のカンファレンスとしては悩みも多かったように見受けられました。2006年あたりからだったように思いますが、セッションの中にもDSPやソーシャルが取り上げられるだけでなく、トラックを埋め尽くしたり、キーノートセッションがソーシャルについてだったり、あれ、検索エンジンマーケティングのカンファレンスだよね?・・と思ってしまう年も多くなってました。

そこで2014年にデジタルマーケティング全般をカバーしたClickZ Liveに衣替えするわけですが、これも幅広く、浅い内容だったのは否めず。その後SESシリーズも復活させるなど、カンファレンスシリーズ運営の難しさを露呈したようでした。

ですが、SESシリーズは業界の発展に多大なる貢献をしたことは間違いありません。世界中の広告主、広告代理店、パブリッシャー、プラットフォーマー、ツールベンダー、メディアが一同に会し、それぞれの知見を出し惜しみなくシェアしあう。その結果、業界全体の底上げが図られました。日本でも2度開催されましたね。

最大規模のSESであるサンノゼ(その後サンフランシスコ)に合わせてGoogle、Yahoo!、Microsoftなどの主要プレーヤーが新機能を発表する、というのが毎年の大きな出来事でした。だから人も集まってたとも言えます。いつの間にか業界が成熟期にさしかかり、テクノロジーの進化の度合いも緩やかになってきてからは、この恒例イベントもなくなっていきました。この頃から集客面では厳しいように見えました。テクノロジー、ビジネスの宿命かもしれませんが、hypeが終わってからの継続はいつでもチャレンジです。

僕自身、何年も参加しましたが、会社が送り出してくれたときは手を上げ、そうでないときは自腹でも参加するほど、このカンファレンスには注力してました。今アタラの主力事業でもあるAPI系システム開発やアトリビューション分析もここからヒントをもらいました。毎回セッションに刺激を受け、世界中のプレーヤーと情報交換し、Google Danceにも参加し(笑・懐)、充実した旅になったことを思い出します。

過去数年分の参加報告です。これ以前のは個人メモですが、探せば出てくるかも:

サーチとディスプレイ広告の新たな関係から見える課題--「SES San Francisco 2010」レポート

オンラインマーケティングは新段階「ホリスティック」へ--SES San Francisco 2011レポート

SESカンファレンスシリーズが終了の模様



検索エンジンマーケティング業界では先駆けのカンファレンスシリーズであるSearch Engine Strategiesが終了した模様です。

Search Engine Strategies, Industries First Conference Shuts Down

ここ数日で業界関係者の間では噂が広まっていましたが、どうやら本当のようです。カンファレンスのウェブサイトもシャットダウンしています。

現在はSMXカンファレンスシリーズ/メディアであるSearch Engine Landを率いるDanny Sullivan氏がそもそも1999年にSESカンファレンスシリーズとメディアSearch Engine Watchを開始。MecklerMedia(現Jupitermedia)→Incisive Mediaと経営が移り、Dannyも離れThird Door Mediaを創設し、SESとSMXでしのぎを削っていましたが、SESはなかなか継続は難しかったようには外部からは見えなくはなかったです。

というのも検索エンジンマーケティングはデジタル施策の中心には今もいますが、プログラマティックディスプレイ、ソーシャルなど他の施策が台頭し、1点集中テーマ型のカンファレンスとしては悩みも多かったように見受けられました。2006年あたりからだったように思いますが、セッションの中にもDSPやソーシャルが取り上げられるだけでなく、トラックを埋め尽くしたり、キーノートセッションがソーシャルについてだったり、あれ、検索エンジンマーケティングのカンファレンスだよね?・・と思ってしまう年も多くなってました。

そこで2014年にデジタルマーケティング全般をカバーしたClickZ Liveに衣替えするわけですが、これも幅広く、浅い内容だったのは否めず。その後SESシリーズも復活させるなど、カンファレンスシリーズ運営の難しさを露呈したようでした。

ですが、SESシリーズは業界の発展に多大なる貢献をしたことは間違いありません。世界中の広告主、広告代理店、パブリッシャー、プラットフォーマー、ツールベンダー、メディアが一同に会し、それぞれの知見を出し惜しみなくシェアしあう。その結果、業界全体の底上げが図られました。日本でも2度開催されましたね。

最大規模のSESであるサンノゼ(その後サンフランシスコ)に合わせてGoogle、Yahoo!、Microsoftなどの主要プレーヤーが新機能を発表する、というのが毎年の大きな出来事でした。だから人も集まってたとも言えます。いつの間にか業界が成熟期にさしかかり、テクノロジーの進化の度合いも緩やかになってきてからは、この恒例イベントもなくなっていきました。この頃から集客面では厳しいように見えました。テクノロジー、ビジネスの宿命かもしれませんが、hypeが終わってからの継続はいつでもチャレンジです。

僕自身、何年も参加しましたが、会社が送り出してくれたときは手を上げ、そうでないときは自腹でも参加するほど、このカンファレンスには注力してました。今アタラの主力事業でもあるAPI系システム開発やアトリビューション分析もここからヒントをもらいました。毎回セッションに刺激を受け、世界中のプレーヤーと情報交換し、Google Danceにも参加し(笑・懐)、充実した旅になったことを思い出します。

過去数年分の参加報告です。これ以前のは個人メモですが、探せば出てくるかも:

サーチとディスプレイ広告の新たな関係から見える課題--「SES San Francisco 2010」レポート

オンラインマーケティングは新段階「ホリスティック」へ--SES San Francisco 2011レポート