2013年6月13日木曜日

gluはなぜgluなのか?

6月10日に弊社のマーケティングデータ統合管理プラットフォームgluのリリースを行いました。

マーケティングデータ統合管理プラットフォーム「glu(グル―)」の提供開始
http://www.atara.co.jp/pr/glu.html

gluはアタラがマーケティング/広告業界のクライアント様のニーズに合わせ、一件一件、受託開発で蓄積してきた技術、経験、ノウハウの集大成です。少しづつプラットフォーム(モジュール群)とENGINE(受託開発で使うAPIライブラリ)ができてきたので、自社プロダクトとして国内外で広く販売することにした次第です。

gluは各マーケティング/広告施策をAPIでつなぎ、データを統合します。

APIの有効利用は今後非常に大事だと考えています。理由は3つあります。

私が本格的にAPIに関わるようになったのは2002年の旧オーバーチュア在籍時でした。その前もIT企業にいた際はAPIは広く使われていたので概念は理解していました。リスティング広告を管理するためのいわゆる管理画面は、ユーザーが必要とする機能を最大公約数的に実装したものに過ぎません。これは常にそういうものです。それ以上の機能、や独自のニーズを満たすカスタム機能が必要な場合はAPIを使って外部システムから制御します。リスティング広告はその特性から管理が楽になること、簡素化することはまずないだろうと思っていたのでAPIを使った外部システムは合理的な解決策でした。実際、米国ではECや旅行業のトップ企業は10年前から積極的に自社でAPIを活用し、自動化を進めて成功してきました。

リスティング広告などは象徴的ですが、データの大容量化が一つ目の理由です。管理画面からデータをダウンロードして様々な加工をすることは非常に労力がかかります。APIで裏から自動的に取得すればその分の工数は減ります。

二つ目の理由は、データの複雑化です。例えば広告でユーザーをターゲティングするためのオプションが増えてきたため、レポートで取得できるデータも当然複雑化します。複雑化したデータから、タイムリーに意味のあるインサイトを導くためにはAPIで取得、集計、加工を自動化しないと追いつかなくなってきました。

最後にデータの多様性が挙げられます。ここ数年のデバイス x メディアの大爆発で、ユーザーは各所に拡散してしまったため、企業はさまざまな施策を駆使しないとリーチできない状況です。APIを使って各施策のデータを集約し、どんな施策が動いていて、それぞれがどういうパフォーマンスを発揮しているかを見える化した上で、迅速なアクションにつなげる必要があります。

最近これに沿った非常に面白い動きがあります。

今、起こりつつあるAPIエコノミーとか何か?(TechCrunchから)
http://jp.techcrunch.com/2013/04/29/20130428facebook-and-the-sudden-wake-up-about-the-api-economy/

広告/マーケティング業界にもまさしくAPIエコノミーがきていると思います。企業がユーザーとコミュニケートする場は今後も減ることはないでしょう。大変ですが、この状況に企業は対応する必要があります。

gluはAPIという接着剤を使って、これらの施策をペタペタと粗結合し、データを収集し見える化します。ゆくゆくは外部から制御もできるようにします。接着剤は英語ではglueですので、そこからgluという名前が生まれました。

この粗結合、つまり緩い相互連携の意味ですが、いかに今後、スピード感をもちつつ企業のニーズを満たす幅広い施策とデータに対応するかがキーポイントになるかと思います。

gluの今後の進化にご期待ください。

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